オススメ シリーズ 《トラベル編 No.3》

さあ 雅な京都の旅。

行って参りました~。

海外ばかりに目が向いていたはずが、

ディスカバー ジャパ~ン!のごとく

国内の旅の魅力にとりつかれ

どんどん方向転換。

春先には 毎年展示会をお願いしている

信楽焼作家の安見勇人さんを訪ね、

滋賀の佐川美術館~上賀茂神社 ~大山崎をまわって、愛車でドライブ。

夏には 毎年通っていた五条坂の陶器市に久々に出かけ、

今年 京都はこれで3回目。

京都は 祇園祭をはじめ、葵祭、時代祭の三大祭り、

そして桜や 紅葉の季節も

まず かなり前から予約しないとホテルがとれない、

車は渋滞、何処に行っても人だかりでグッタリ・・・・

なので、そんな時期を狙い撃ちせずに、

わざと外して行くのがベター。

それでも 決して裏切らない ニッポンの京都。

四季折々 楽しめるのです。

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《南禅寺の三門。名残りの紅葉。 まるで一幅の絵のよう・・・・》

北野天満宮 東寺など 骨董などの「市」が立つ日に訪ねてみるのも良し、

流鏑馬、献茶、特別拝観など 調べて行くのも良し・・・・。

季節によっては ライトアップの時期もあり

幽玄な世界にドップリ浸れます。

京都駅に着き まず「JRキャリーサービス」を利用し

今夜泊まる予定のホテルまで 先に荷物を届けてもらう。

750円で 手ぶらになり チェックインまで身軽に観光できて

帰りも同じくホテルで預けて 帰りの京都駅で受け取れるこのシステム

とっても便利なのでオススメの裏ワザ。

結構知らない人が多いのでは?

ホテルによっては 駅構内(八条口)にコンシェルジュを設け、

ホテルのチェックイン・アウトもできるところもあり。

さあ どこから回ろうか~。

お気に入りの「和久傳」が近くなので

食事をしたいところだけど先を急ぐことに。

裏ワザ その2として

駅から発着のウエスティン都ホテル行きの無料シャトルバスに乗り 

蹴上(けあげ)まで。

宿泊はしないけど 食事やお茶をする目的で

ホテルのシャトルバスに乗るのもワザあり。

そのあとすぐ横の南禅寺へとアクセスがスムーズに。

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《琵琶湖疎水が流れている 赤レンガの水路閣》

先日 私が3日間のプランを立ててあげて、京都旅行をして来られたお客さまに

「あのプランの中でどこがよかった?」と聞いたら

「南禅寺」から銀閣寺までの哲学の道が すっごくよかった~」との報告があり、

それでは 私も久し振りに歩いてこようかなと思い立ち

「哲学の道」へ。

哲学の道近くの「南禅寺」は 湯豆腐が有名で老舗が立ち並び、

シーズン中は 予約不可なので 行列覚悟で・・・。

最近は こういう老舗が敷居を低くして

カフェをオープンさせたり カジュアル化したりで それもオススメ。

南禅寺の三門は 歌舞伎で かの石川五右衛門が

「絶景かな~ 絶景かな~」と 見得を切ったと言われるように 眺めがよく、

以前、新緑の季節に訪れた時 この三門を登り 座って眺めているうちに

ウトウトと 眠ってしまったというエピソードあり。

それほど 気の流れも心地よく とっても落ち着く場所。

ご本尊は 釈迦如来さま。 臨済宗で 座禅を生命とする禅宗に属していて

全国の禅寺のなかで もっとも格式が高いお寺。

銀閣寺まで 徒歩で1時間あまり 琵琶湖の疎水沿いが「哲学の道」と言われ

春には 桜並木で ほんのりと桜色の世界。

今回は 紅葉の名残りが見られ、混雑もなく 時々人とすれ違う程度。

また 小雨によって 一段と紅葉の色が浮き上がり なかなかなもの。

京都の川は すべて南に向かって流れているけど、

この疎水だけは 北に向かって流れているので

もちろん逆らうことなく 川の流れに沿って北上・・・・。

「永観堂」を過ぎ 茶道具 約1300点収蔵の「野村美術館」

ほどなく 右手に滋賀の和菓子「叶匠寿庵」が・・・

立礼式の奥の茶席でひと休みするのもいいかも。

疎水沿いにどんどん歩いていけば

しだれ梅で有名な「大豊神社」、「安楽寺」、「法然院」とつづき、

あぶらとり紙で有名な 「よーじや カフェ」も若い子でいっぱい。

銀閣寺まであっという間に到着し

その勢いで 数キロ先の「吉田山荘」に。

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《名物のお福餅と 女将さんによる直筆の和歌が・・・》

吉田山荘は 昭和天皇の弟君の別荘だったところで

現在は 高級な料理旅館になっており

門構えも立派で そこから玄関までの坂のアプローチの長さが

また更に風格を添える。

屋根瓦には 皇室ゆかりの「裏菊紋」が・・・

さすが 宮家のお屋敷・・・という感じで格式高い。

昭和7年に建てられたという和洋折衷風のレトロな洋館。

別棟のティーサロンには 勇気を持って入れば怖くない・・・。

というか 根っからの怖いもの知らずと 好奇心旺盛の成せる業。

2階に通され、これがまた感動。

とっても居心地がよく 喧騒から離れた別世界。

左大文字 や近くの天皇陵も見える。紅葉で彩る本館を見下ろし、

「いつか あの場所で懐石料理を!」 などど意欲が沸いてきたりして・・

名物の十六穀米のお福餅と

果汁100%の あったかい木酢ジュースをいただいた。

一緒に こちらの女将さんの達筆な和歌が直筆で添えられ、細やかなおもてなし。

箸置きは 本館の壁にあしらわれているステンドグラスをかたどったもの。

古墳時代の 銅鏡の裏側の文様。

スタッフの方をつかまえては  あれこれ質問攻め。

もうちょっと居たいところだったけど、

ドップリ日も暮れて、閉店時間も近づき、

やむなく ホテルへと向かい 

「いいとこ み~つけた!」と

第1日目終了。












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