正しいお盆の過ごし方???


 

 

みなさん お盆 どうお過ごしでしょう?

 

お盆には

ご先祖様が 生き物の姿になって帰ってこられるということで

小さい時は セミやトンボなど

捕ってはいけないと よく言われたものですが

 

今年も パトラや ミント 戻ってきましたよ。

はい お帰り~!

おかあさんは こんなに元気ですよ~ん!

もう心配しないでいいからね~。

 

毎年 アマガエルなのに ( これはどこのお宅でも多いようですね)

今年は 縁起はいいんだけど、ちょっとまあ苦手な生き物でした。

ぎゃっ!!!

 

でも 暑かろうと

霧吹きで 水を吹きかけてやっておいたんですけどね。

 

そういえば

おばあちゃんの初盆も

どこから入ってきたのか不思議なほど

畳の上で アマガエルが跳ねていて

親戚の叔母さんたちが 「おばあちゃんだ おばあちゃんだ」と

嬉しそうに言ってましたけど。。。

 

 

昨日は

5時半起床で 松江の実家に帰り

2ヶ所 お墓参りや

親戚の家に お盆の挨拶やら

    超ハードなスケジュール。

 

実家にも 紫式部の実がついてました。

  これが とても深い紫色になるんです。

  もしかしたら 白式部で 白いかも?

 

大好きな花です。

先日も 嵐山の「老松」で 紫式部を見つけたばかりです。

 奈良の薬師寺には

紫式部が 両側にずーっと咲き乱れている道があるんですよ。

 

 

桔梗も 一輪だけ咲いていました。

      秋の七草のひとつ。

 

 暑い毎日でも

   確実に に近づいてます。

 

 

松江城の近くのお墓にお参りするとき

  遠くに松江城が見え、

     思わず 信号待ちで パチリ。

 

 松江に住んでた頃は 毎日通る道でしたが

 こうして 20年も離れると

  見慣れてた風景が とても懐かしく

  松江の街は 情緒があって しっとり。。。

 

確実に 歳をとって感慨深くなっております。。。。

 

   ついに 「人生の秋」ゾーンに突入か~???

 

 

そして

  ひと通り 用事を済ませたあとは

   島根県立美術館

 

 

 

この展覧会が 観たくて観たくて 仕方がなかった。

 

 

私は なぜか

  20代前半から 「和」が大好き。

 

  服は その頃 Y’s や コムデギャルソンの真っ黒な服を身にまとい

   頭はクルンクルンのパーマで

   現在と変わりなく

   チャラチャラのチャラ娘だったけど

   「洋」もの好きな姉とは 対照的で

   「和」もの好きでした。。。

 

 

話は元に戻るけど

この展覧会

 日本民藝館(東京)の展示物が

かなり 展示されていると聞き

京都の 河井寛次郎記念館からも どっさりと。。

 

日本民藝館の学芸部長さんの講演や

 鷺 珠江さんのトークも

    聞きたかったけど 日程がムリ。

 

鷺 珠江さん 河井寛次郎さんのお孫さんで

   河井寛次郎記念館の学芸員でいらっしゃり

 

   私が 京都のこの記念館をまわっているとき

    いろいろ質問したその相手が

     偶然 お孫さんでいらっしゃる この鷺さんでした。

 

  

                        ※ これは 2010年4月に 行ったときの画像。

         記念館のことは ブログで 詳しく触れてます。

 

 

民藝運動といえば 柳宗悦  濱田庄司

イギリス人のバーナード・リーチ

 

 日本各地にこの波が 広がったのですが

  いわば 日本の芸術界の ルネッサンス

 

 

 

  この山陰も その流れをくんで

   各方面でご活躍の作家さんがいっぱい。

 

たまたま 20代から30代にかけては

民藝運動に携われたその作家さんたちと

お話しできる機会も多く

知ってる方の 懐かしい作品が ずらりと並ぶなか

   ゆっくりと観てまわりました。

 

手漉き和紙の人間国宝の安部榮四郎さん

 「まあ 仕事場に 遊びにきてごしないや~。」 と

   よく言ってくださったので

   おまんじゅう片手に 訪ねて行ったものでした。

 

丁寧に 紙すきの過程やら

交流のあった 版画家の棟方志功やバーナードリーチの話など

出雲弁(八雲弁?) で話してくださる

優しいおじいちゃんという感じ。

 

神々の国の 紙の神さま

この安部栄四郎記念館からも たくさんの作品が

展示されてました。

 

 

布志名焼の 舩木研児さんの作品も 大作が並んでいましたよ。

   息子さんは 小学校で 私のひとつ年下。。

    お父様の作風を引き継ぎながら

     とても素敵な器を作り出されています。

 舩木研児さんは

島根 いやいや日本の陶芸界の重鎮で 別格。

 

私の実家の近くで 宍道湖畔に窯を開いていらっしゃいます。

 

先生のスリップウェアの焼き物は モダンでセンスあふれ

 もちろん 手の出ないお値段だけど

   ああ~ 大皿 欲しい~!!

     誰かちょーだい!!!

 

 

同じく 湯町窯のエッグベーカーは

 みなさんにも おなじみ。

ここに 卵を割りいれ

  コンロに 直火で!

   フライパンとはまた違った 美味しい目玉焼きができるんです。

 

 

  この窯は さらに 私の実家の近くにあり

  幼稚園の頃

  絵付けに行って湯呑みを焼いてもらった記憶が

     いまだ鮮明に。。。

 

   ここが 焼き物好きになった原点かも???

 

   ここにも もちろん バーナード・リーチの足跡。

    先代が 民藝運動に 深く感銘を受けられ

     現在は 3代目。

   工房の横に ショップがあって 直売なさってます。

    先生自ら 接客してくださいますよ。

       ( 内緒だけど 時々オマケ下さいます!)

 

   ※ これは 湯町窯のお皿で

     可愛いドット柄が気に入って買い求めて よく使ってます。

 

 

  「違いがわかる男」 の版画家の棟方志功が

  ( ↑  若い人には わからないだろうなあ)

  ここの湯町窯で作成した スリップウェアの大皿も飾られて

   とっても 芸術的でした。

 

 

さて このイギリス人のバーナード・リーチ。

  20代の頃から 知っていたけど

  この会場で 初めて知ったことがありました。

 

アイルランド出身の ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の

著作から 日本に憧れて 来日したらしい。。。

 

作家や文化人と交流し

その後 柳宗悦を連れて イギリスに帰国して

登り窯を開いたそうで

   

      ※ これは 河井寛次郎記念館内の 登り窯。

          この斜面を利用して たくさん作品が作ることができ

          炉内の温度が 一定に保ちやすい構造。

 

 

再び 来日したリーチは

日本各地を回り 陶芸指導・・・・。

  ここら辺のところから 知っていたけど

    松江にゆかりのある小泉八雲との繋がりがあったなんてね~。

 

 そう思うと 松江って ホント文化水準 高いなあ~。

 

 もちろん 棟方志功さんの 書やら

型染めの 芹沢銈介さんの 染物もいろいろ展示してあります。

 

また 倉吉のれんべいさんの土人形を取り扱っていらっしゃる

鳥取市の「たくみ民芸店」。

 

 

葉加瀬タローちゃんのコンサート前に 立ち寄ってますが

こちらの創業者も 民藝運動に。

 

 滋賀県の「大津絵」も とても興味深かった。。。

 

 滋賀県って

 長浜のガラスに 信楽の焼き物に

 ハリエのバームクーヘン たねやの和菓子、

 私の好きなものが いっぱい!

 

 

ご興味のない方には

   退屈なブログだったと思いますが

     これを機会に 「手仕事の美」に対して

 

      少しでも関心を持ってくださると 嬉しいなあ~。

 

 まずは

    島根県立美術館へ レッツ・ゴー!!!

 

 












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