オススメ シリーズ 《トラベル編 No.1》

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こんにちは。

今日の「オススメ」は 商品からちょっと離れて

「旅」のオススメを・・・・。

もちろん 旅は お気に入りの服を着て出かけるのも

楽しみのひとつ・・。

旅行の度に 買い揃えて下さるお客さまもいらっしゃいますが、

この時点から 旅行が始まっているのでしょう。

くれぐれも 靴だけは 履きなれたものを!

さて 先日 紅葉の奈良に行って来ました。

京都が好きで 20歳そこそこの頃は

毎週 京都中のお寺と神社参りをしていた時期があり

今でも 一年に2~3回は行くほど・・・。

それに比べて奈良は なかなか足が向く機会がなくて

今度で4回目。

ふと思い立ち、

日程を決めてみると、

その時期は

奈良国立博物館の「正倉院展」の真っ最中。

そして

東京~九州と 話題だった興福寺の阿修羅像が

奈良に戻ったばかりの「阿修羅展」。

そのうえ、

10年間かけて平成の大修理と言われた唐招提寺は 落慶法要を終え

11月4日から 一般公開・・・ 私が行く日はその翌日!

TVでも 3時間にわたる記念番組もしていましたよね。

・・・・・と三拍子揃い、 こんなラッキーなことが重なることはめったいない!

ついてる~!と  いざ奈良へ! と出掛けていったのです。

もちろん お気に入りのカミシマチナミのコートに

io のストール、時間をかけてコーディネイトし、

やっぱりバッグは ジャマンピュエッシュで!!

行く前に 巷で言う「歴女」と呼ばれるには程遠いけど

奈良の歴史も 

「なんと(710年) 大きな(きれいな)平城京」と覚えたように

今さらながら おさらいし、

また仏像ブームで 本屋さんの店頭にはたくさんの仏像の本が山積み。

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《薬師寺 月光菩薩》

それはそれは 読んでいくうちに 

どんどんハマッていったのであります・・・・。

ファッションでもそうですが

「流行もの」には やはり興味と好奇心を持って・・・。

歴史的な建造物、美術工芸品は

シンメトリー  アシンメトリーのバランスやフォルム、色彩の美しさなど

観ていて とても勉強になります。

この2日間で 世界遺産を8箇所、 

国宝の仏像はざっと数えて 30体以上

古都には 数え切れないほど 国のお宝があふれているのですね。

《唐招提寺 金堂》

唐招提寺は天平の甍といわれる屋根や

見上げるような大きな千手観音菩薩像の美しさに大感動!

金堂の修理を終え 9年ぶりに しかもこれが2日前 やっと公開されたと思うと

なかなかその場を離れることができなくなり 仏教美術の美しさにホレボレ。

薬師寺では 薬師如来像 日光、月光菩薩像の三尊をはじめ

平山郁夫画伯の

玄奘三蔵(三蔵法師)の辿ったと言われる 大唐西域壁画に見とれ

ラピスラズリの石を砕いて天井一面に塗られた天井画に

蒼いシルクロードの夜空を思い浮かべ・・・。

これも 1年間だけの特別公開なので ラッキ~。

写経は 初体験だらけで

丁子を口に入れ清めたまま 40分近く毛筆で書き写したけど

2時間かけて丁寧に書かれる方もいらっしゃると聞き、

ああ 情けない・・・ わかっていたけど集中力不足。

でも 私は これから正倉院展にも行くから・・と自分に言い訳け。

書き終わると お香の上に写経をかざし 納経。

これが永遠に薬師寺に納められるので感慨深い・・・。

それなら もっと丁寧に書けばよかった・・・。

そのあと 修学旅行生に混じって 説法を聞かせていただき、

「欲」も病気のうち・・と耳の痛いお話・・・

ああ 違う違う 有難いお話を・・・。

そして

電車の中から見た だだっ広い野原なのに 感動する平城京跡。

悠久の都へと思いを馳せ (これも世界遺産)

そして いよいよ奈良国立博物館の正倉院展へ!

行列覚悟で行ったのですが、夕方からはチケットが安くなるし、

空いているのでオススメ。

今回の正倉院展は 天皇陛下ご即位20年で例年より3日間延長。

さすが 皇室ゆかりの古代の名宝がズラリ!

個人的には やはり布に興味があるので そこではやはり足が動かなくなり・・。

天平時代の いわば巻きスカート。

上品な茜色で 思わずため息・・・。

唐から渡って来たという 琵琶を入れる更紗柄の布カバー。

保管にさぞ気を遣われるだろうけど 古代色の色合いにうっとり。

そして 今回は特別に皇后様が関わられたという

養蚕に関するコーナー。 

宮内庁では 「小石丸」という繭が 歴代の皇后様によって受け継がれているそうで

正倉院の美術品の修復をはじめ、

宮中内のドレスや 着物を作られることもあるそうです。 

出来上がった美しい絹の白生地 天然染料で染め上がった絹糸が展示してあり、

どんな風合いなのか 手に取ってみたくなるほど・・・。

ああ 大満足!と 正倉院展を後にし

ホテルに戻りながら

一日中 仏像めぐりで 髪はもちろん 服もストールも

線香の香りが染み付いていることに気がつき、

これで 私の邪心が 清められたと錯覚し、

旅の一日目が 終わったのでした・・・・。












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