和製パティシエ誕生???

京都2日目!

朝起きて

京都ブライトンホテルへと向かう。。。

目的は 京懐石 「蛍」での朝食。

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このホテルがオープンした当初から

この「蛍」の朝食が話題でした~。

また このブライトンホテル、

グルメ通のお客さまから勧められた

有機栽培で自家栽培の

フレッシュハーブティー、

1000円で お高いけど 以前飲んで

これもとっても美味しかった~。

もったいないので

最後のひとしずくまで ティーポットを傾け

惜しむように飲み干したけど。。。



このホテル内のイタリアンのお店で食事をしていたら

「キム兄」が 交際宣言した18歳年下の女優さんと

仲良く入ってこられ 

シェフを呼んでお話していらっしゃったこともあった。。。

数年前から 

全館トイレに至るまで このホテル内で湧き出た地下水が通ったことも

美味しい理由のひとつなのかも。。

その代わり

アクセスが 今ひとつなんだけど~。

さて この「蛍」、

シンプルな料理だけに 素材の良さが際立ち 

それは それは なんとも上品な味で 絶品!!!

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お粥は 透き通り

塩鮭は ノルウェー産を空輸で しかもお刺身で食べれるほどの素材を

前夜に 一塩かけて 焼き上げられる。

フルティーな南高梅の塩加減、

ダシの効いた煮びたしなどなど。。。。

「生豆腐」の湯豆腐も美味しかった~。

ああ~ ニッポン人に生まれてよかった~と思える瞬間!

わざわざ来てよかった~!

さて 今日の予定は

まず 「北野天満宮」へ お礼参り。

途中 タクシーの中から 陰陽師(おんみょうじ)の安倍清明の「清明神社」が見え

あの星の紋の幟が立ち

大勢の参拝客で溢れかえっていた。。

運転手さんに 

「さすが パワースポットブームですね~」と言うと

「ああ~ ここも参拝客が増えたんですよね~。

ボクは 平安神宮の方が素晴しいと思うんですけどね~。

毎回 お客さんを乗せて あの大鳥居をくぐり参道を運転すると

そりゃあ~ なんともいえない気持になりますからね~」と。

私も若い頃から これだけ何十回も京都を訪れ

神社仏閣めぐりをしていても 足の向かない寺社もあって

たとえ前を通りかかっても

せっかくだからお参りしておこう・・ということはしないようにしている。。。

よく言われているのは

ブームにより 大勢の参拝客で

気の流れが変わってしまうこともあるとか。。

それに

神社とも なんだか相性というものがあるんですよね~。

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天満宮(天神)は 菅原道真公が祀られ

学問の神様。。。

約3年前に 

この神社の25日の天神市に訪れた際

息子の国家試験の合格祈願をしたまま、

そのあと 何度も京都に来ているのに

お礼参りもせずに そのままになって気になっていた。。。。

松江市の白潟天満宮、 宍道町の菅原天満宮。。。と参拝し

菅原道真公への まるでストーカー(?)ともいえるべき行動。

まあ ダメ親である私ができる、せめてものお手伝い。。。

ここ 北野天満宮は 全国の総本社なのです。

お社が とっても渋くて 私好み。。。

菅原道真公といえば 大宰府天満宮の「飛梅」を思い出すけど

境内 見渡す限り 梅の木が植えられ

小さなつぼみが これから膨らもうとしていた。。。

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毎年2月には 梅の花が咲き お祭りがあるらしい。

本殿は 見上げると見事な彫刻が施されている。

じっくり眺めているうちに 日光東照宮の彫刻を見に行きたくなってきた。。

さぞかし 素晴しい細工のことだろう。。。

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三つの鳥居をくぐって本殿に辿り着くのだけど

その両脇の参道には

天満宮につきものの「牛」が何体も飾ってある。。。

「牛は天神様のお使いだから」というけど

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どこの天神さんにお参りしても 

私は「牛」の体や頭を撫で続けてきたけれど

この牛は やけに耳が 大きくて 開いていたので

この牛の耳元で

お願いごとを ナイショ話のようにささやいてみた。。。

すると 

次の人が わたしのマネをして 牛の耳もとで ボソボソ。。

わたしの思いつきでしたことなのに

なんだか 可笑しくなって思わず笑ってしまった。。。

京都は祇園や先斗町だけが花街ではありません・・・

 「上七軒」 ここも 

芸妓さんや 舞妓さんがいらっしゃる古い花街。

天満宮のすぐ脇に この通りが寄り添うようにのびてます。。。

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ブラブラしながら なんだか看板に誘われるように

奥の道へと入っていき

上七軒歌舞練場内で

軽い昼食を済ませる。。。 

さっき 朝食食べたばかりなのに~。

表通りに戻り

京都の和菓子の老舗 「老松」を訪ね

和菓子作りを体験することに~。

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3名からの受付というところを 1人参加で無理を言って

前もってお願いしておいた。。。

ちゃ~んと  マニキュアも落として 爪も切って 用意周到!

他にも いろいろ 和菓子作りの教室を開いている和菓子屋さんあって

芸能人が 撮影でよく利用するという教室もあったけど

ミーハーの私だけど ここは 

朝廷や 皇室に献上していたというこの和菓子屋さんの「老松」に決めた!

随分前 テレビで この上七軒の舞妓さんや芸鼓さんが 

ご贔屓の上客さんにご挨拶まわりするときには

必ず ここの和菓子を手土産にすると 放映していたのを観た事もあった。。

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三流半の私、 コンプレックスのせいか 一流が大好き!!

やっぱりお菓子にも 品格ありますわ~。

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(店内に飾ってあった 木製の和菓子のかたどりに使われる道具。 よく骨董屋さんでも見かけます)

店舗2階に通される時 

ここ「老松」の 職人さんたちの作業場を通り抜けるのだけど

何人もで 「餅花」を作っていらっしゃった。。

柳の枝に 色をつけたお餅をくっつけて飾る お正月の飾りもの。。。

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 去年 わたしも神戸で 見つけ買って帰った。。

本当は 毎年新たにするべきだけど 

 「とんどさん」で処分せずに いまだ持っている。。。

今日の 和菓子作りは 雑誌「関西walker (ウォーカー)」の取材があり

ライターの方や カメラマンの方も一緒。

お店の方が

まず 京菓子の歴史や 茶道とのかかわり

「菓銘」のつけ方など 3~40分の説明があり 

この話はとても興味深かった。。

なかでも 和菓子が出来上がるまでのデザイン画が 季節ごとに描かれ

その絵が日本画の色彩で とっても素敵だった。。

きちんと話を聞いておかないと

お店の方から 説明の合間に 一人一人に質問が飛ぶ。。。

その代わり 

京都ならではのお茶会のことや お家元のことを

こちらも 突っ込んで質問することもでき またとない機会。

それから

お店の方が 一通り 目の前で和菓子を作って下さり

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(これが お手本の和菓子)

「では 創作で作ってみてください。菓銘もつけてくださいね 」と 言われ

「こなし」と「餡」を手にとって

 丸めたり 伸ばしたり 餡を包んでいったりするけれど

材料が乾いてしまうので難しい。。。 

自分の不器用さが ここでまた思い知らされる。。。

取材のカメラマンの方も乗り出して カメラを パシャ! パシャ!

ライターの お若いお嬢さんも 一生懸命 丸めてる。。

お話をしながら お互い横目で 作っている和菓子をチラ見して。。。

大健闘の結果、

こ~んな感じ!

もっと 色のついた材料の「こなし」が欲しかったけど~。

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右ふたつは お手本をパクって

左は お正月を意識して 

菓銘は 「宝づくし 」と 「ひさご」で ネーミングはバッチリだけど

出来上がった和菓子は 大変お粗末な作品であります。。。

作った作品のなかから ひとつだけ

この場で お抹茶と一緒にいただきましょう~と言われ

残った材料の餡だけで 

しかも 時間も迫ってきて

焦りながら作ったのがこれ!

富士山に朝日を見立て 「初日の出」

もう粘土細工に等しい!!

手先は不器用だけど 

でも

この「初日の出」と 「ひさご」の

この発想、

 お店の方に褒められた~♪

     嬉しい~!!!

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とまあ~ 

図工のような懐かしい時間を過ごし

”和製パティシエ” 気分で 「老松」をあとにする。。。

あっ~ 思い出した。

米子の 明月堂の麩まんじゅう、

惜しまれながら暖簾を下ろされたけど

やっぱり この私、 伝承していきたいと名乗りあげようかなあ~!!!

これから年末まで 

慌しい日々が待ち構えているということを

すっかり忘れての この懲りない発言。。。

米子まで帰ってきて

  

 明日からの仕事の準備に追われ あれやこれやとバタバタ。。。

    さっきの発言、

      もちろん撤回させていただきま~す。。。。

 












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